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2012年7月 4日 (水)

冷房と節電

この夏も、節電対策で、エアコンの使用も制限されそうです。

ところで、2012年2月22日の記事「エアコン暖房は本当に得なのか?」も述べましたが、エアコンをこまめにON OFFすることは、節電対策ではあまり得策ではありません。むしろある程度長い時間、付けっ放しにするほうが節電効果は高いです。

エアコンの定格電力は通常1.2 kW程度ですが、エアコンをONする、いわゆる起動時の電力で、通常運転時の電力は、外気と部屋の温度差および部屋に流入する熱量で変わりますが、ほとんどの場合、外気が一番暑い状態でも200 W程度と考えて良いと思います。(2009620日の記事、「エアコンはエコ:冷房」を参照)

私の経験では、冬の時期の暖房よりも夏の冷房のほうが消費電力は少なくなります。我が家では5月のエアコンを切った状態の電気使用量と2月のエアコンをつけっぱなし(昼夜付けっ放し:室温は19℃)にしている時期との使用電力の差は、200 W程度です。夏の冷房の時期(室温を28℃で付けっ放し)との比較もほぼ同じで、冷房のほうが少し消費電力は少なくなっています。我が家のエアコンは2004年製で古いので、新しいエアコンの場合、消費電力はもっと少なくなり、ほとんど理想的な値、数10W程度になると思います。

エアコンの冷暖房の節電効果は外気との温度差に比例しますので、冷房の場合、夜の冷房はほとんど電力を消費していないと思われます。夏の夜の外気温は熱帯夜で25℃からせいぜい27℃です。室温を28℃に設定していると理論的にはエアコンはほとんど働いていない状態です。しかし、昼間の熱が、建物の壁、特に断熱材に溜まっているためにそれが室内に放出されます。その熱量を外に汲み出す必要があり、エアコンの熱交換器付近の温度は外気より少し低くなっていると考えられます。

すなわち、夜は冷房による消費電力は少ないと思われるわけです。

昼間、風が気持ちよく、冷房を切っていても、夜になって、寝苦しい場合には、むしろ冷房をつけて、布団をかぶって寝るというのも良いと思われます。

冷房を昼夜つけっぱなしにしていると、部屋の壁も温度が下がって、定常的に状態になるために、冷房の消費電力も下がりますが、冷房を切っている時間における消費しない電力との相殺を考えると、どちらが得かは一概には言えないかもしれません。

とにかく、エアコンはこまめにON OFFするよりも、つけっぱなしのほうが節電になることは確かです。

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