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2011年6月 1日 (水)

夏目漱石と物理学

これは、7月と9月に工学院大学で行われるオープンカレッジで行う、「夏目漱石と物理学」の宣伝です。75日、19日、96日、20日(全て火曜日)の午後2時から3時半開講します。7月は主に「三四郎」を中心に、野々宮に関連して登場する物理的な話題について話し、9月は主に「吾輩は猫である」から話題を選んで話す。全体としては4回のシリーズとなっていますが、個々の講義でも独立して分かるように工夫をします。

以下はチラシと講義内容です。

 

URL: http://www.kogakuinuniv-ext.jp/

Photo_3

 

 Photo_2

 

オープンカレッジチラシ

 

 夏目漱石の小説、特に、「吾輩は猫である」や「三四郎」には、寺田寅彦をモデルとしたと思われる、寒月君や野々宮君が登場し、物理の話が其処此処に出てくる。漱石の生きた時代は、ニュートン力学から、量子力学に変化する物理学の大転換期であり、英国留学中には、その息吹を肌で感じていたようだ。また、熊本の第5高等学校時代から交友のあった寺田寅彦を通して、物理学の熱気を感じて、少なからず、興味を持っていたと思われ、そのことが漱石の文学の随所に現れている。

 本講義では、「三四郎」や「吾輩は猫である」を中心として、漱石文学に現れる物理学を解説するとともに、その頃の物理学と現代とのかかわりについても言及する。前半、7月の講義では、主に「三四郎」を中心とし、後半の9月は、主に「吾輩は猫である」および寺田寅彦の随筆から話題を選び、その関連の物理について話す予定である。

 

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1.「三四郎」と物理学 7月5日、19日

l 野々宮の実験室:光線の圧力の実験

l ラジオメーターはなぜ動く?

l ちょっと一息:美禰子の落とした白い花の話題

l 光の散乱:空の青さと夕陽の色と白い雲

l 宇宙ヨット「イカロス」

l 彗星の尾の方向:上野精養軒での話題

l 夜空はなぜ暗い?

l ちょっと一息:漱石の女性描写:三四郎と虞美人草

l 漱石の時代と物理学

l 原子とは何か?

l 比熱の不思議

l 真空の比熱と溶鉱炉の温度:量子力学の誕生

 

2.「吾輩は猫である」と力学 9月6日、20日

l 首くくりの力学:力の方向の問題

l 巨人引力:重力と落体の問題

l ちょっと一息:漱石の風景描写

l 万有引力と地球の重さ

l 浮力について:浮力温度計

l 漱石の文学と寅彦の物理学

l ちょっと一息:虞美人草と物理学:関係があるような無いような

l 寅彦:「夏目漱石先生の追憶」

l 寅彦の科学への姿勢と漱石の文学

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